未来シフト株式会社(代表:鈴木実歩・以下弊社)では、「女性の社会進出が遅れている日本において、精神的かつ経済的に自立した女性を1人でも多く増やす」をミッションに掲げ、事業を展開しております。
弊社ではチャリティー活動の一環として、毎年女性を応援する活動や団体への寄付を続けており、このたび寄付先のひとつである認定NPO法人キッズドアさま(担当:鎌田さま)と代表の鈴木が対談させていただきました。
本記事では、その内容をレポートしてお届けいたします。
認定NPO法人「キッズドア」さまについて
認定NPO法人キッズドアさま(以下:キッズドアさま)は、学習支援を中心として日本の子どもの貧困課題の解決に取り組んでいる団体です。
日々の生活で精一杯の困窮家庭では、教育環境が整っていないことが珍しくありません。例えば、このような問題を抱えている子どもはたくさんいるのです。
- 家に勉強部屋がない
- 勉強を見てくれる人がいない
- 親が不在のことが多く、生活を整えてくれる人がいない
勉強せずゲームばかりしていても誰も注意してくれなかったり、経済的な理由でオンライン化の対応が遅れたりして、学校の勉強についていけなくなる子どもは後を絶ちません。
キッズドアさまでは、そういった家庭の子どもたちに学習支援を行ったり、居場所を開催するなどしてサポートを続けておられます。
◆子どもたちが夏休みを笑顔で過ごすために食料支援を実施
そんなキッズドアさまが現在進行しているプロジェクトのひとつに「夏休み緊急食料支援」があります。
本来なら子どもが喜ぶはずの夏休みも、困窮家庭にとっては「給食が無い恐怖の期間」と言えるほど過酷な日々。満足に食事が摂れず、夏休み中に体重が減少する子どももいるほどです。
そんな子どもたちを救うべく立案されたのが「夏休み緊急食料支援」。クラウドファンディングで集まった支援金を使って、困窮家庭に食べ物をお届けする活動です。
なお、一般的な食料支援で届けられる物資はカップ麺や乾物などが多く、食卓を彩るものは少ないとのこと。そのため「夏休み緊急食料支援」では、生鮮食品を各ご家庭にお送りしています。
生鮮食品はコストがかかりますが「子どもたちと楽しい食卓を囲んでいただきたい」という理念のもとで支援を行っているキッズドアさま。
利用者からは、このような嬉しい声が続々と届いています。
◆キッズドア学園に医療コースを立ち上げ
また、キッズドアさまでは2021年度の新しい取り組みとして、中高生を一貫して支援する学習会であるキッズドア学園に「医療コース」を立ち上げたとのこと。
こちらは医師や看護師など、将来「医療関係の仕事に就きたい受験生を支援する無料塾」です。
初年度から国立大学の医学部合格者を輩出し、期待以上の成果が出ているとのお話でした。
◆保護者の就労をサポート
さらに保護者へのサポート(ファミリーサポート)も積極的に行っておられるキッズドアさま。
ファミリーサポートでは、就職に必要なスキルを習得するための教育なども実施しているとのこと。
具体的には自分自身の強みを見つけ、履歴書や面接への対応方法なども身につけることで、不安定なパート労働の掛け持ちから、より安定した正規雇用へのステップアップを図っています。
生活のために働き口を選ぶ余裕もなく、身を粉にして働いたとしても十分な稼ぎが得られない家庭は少なくありません。社会に出るためのスキルを身につけることは、経済的に自立するために必要不可欠な要素です。
ファミリーサポートでは女性と社会の架け橋となる活動を行っており、「利用者の中には非正規雇用から正社員になった方もおられる」と担当の鎌田さまはおっしゃっていました。
キッズドアさまではこうして年々サポートの範囲を広げ、少しでも多くの方が安心して暮らせる世の中を作るべく活動しておられます。
広がり続ける支援の輪~意見交換~
続いて、担当の鎌田さまと弊社代表の鈴木が、多様化する支援とその在り方について意見交換を行いました。
1. 事業拡大の背景
まずは鈴木からの「近年、サポートの利用者が増えた理由は何でしょうか?」という質問に対し、鎌田さまは「やるべきことが増えたから」と答えてくださいました。
コロナウイルスの影響もあり、支援を必要とする方々が増加傾向にある近年。そういった方々をケアしていくためには、サポートの種類も多様化せざるを得ません。
これらの事情から、キッズドアさまが実施している支援の幅は広がり続けているとのこと。よって、利用者の数だけではなくスタッフの数もどんどん増えていると鎌田さまはおっしゃっていました。
以前は30名ほどだったスタッフは、今や100人近くにまで増加。事業規模の拡大に伴い、キッズドアさまではコンプライアンスやガバナンスの強化にも力を入れているとのお話でした。
2.日本における寄付文化について
また寄付の文化が根付いているアメリカなどと比べて、日本では「黙って行うことが美徳」といった考え方が撤廃できていません。
そのため、なかなか寄付の文化が育たないことを苦慮している鈴木に対して、鎌田さまは「鈴木さんの行動が社会を変えるのではないか?」とお言葉をかけてくださいました。
弊社では事業収入の一部を寄付に充てるとともに、こうしたレポートおよび代表の鈴木が運営するサロンなどで随時報告を行っております。
その背景には、寄付金の具体的な用途やどういった方々の助けとなっているのかを知ることで、寄付に対する前向きな姿勢を育てていきたいという思いがございます。
ここ数年、鈴木が運営する講座の受講生さまが寄付を行ったり情報を拡散したりと、徐々に寄付の輪が広がりつつあることを弊社でも感じております。
積極的に支援活動をサポートする文化が根付くよう、弊社では今後も情報発信を続けて参ります。
最後に鈴木から担当の鎌田さまへ、女性支援でお力になれることがあればぜひ協力したい旨をお伝えし、対談は終了しました。
まとめ
今回は、認定NPO法人キッズドアさまと弊社代表・鈴木の対談内容をレポートとしてお届けしました。
高い教育水準と働き者気質を兼ね備えた日本の女性が「自信を持って生きられる世の中」を創造すべく、弊社はチャリティー活動を続けて行く所存でございます。
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